第36回 筆記試験日 2024年1月28日(日)

【12-2-2】喀痰吸引の実施手順

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喀痰吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔操作と清潔の保持

喀痰吸引の必要物品

必要物品用途口腔内鼻腔内気管カニューレ内
吸引器たんなどを吸い出す装置
吸引チューブ
保管容器
洗浄綿吸引チューブの外側を清拭する
洗浄水吸引チューブの内側を洗浄する◯(水道水)◯(水道水)◯(滅菌精製水)
消毒液再利用するために吸引チューブを消毒する
手袋清潔操作をするため

清潔の保持

  • 物品を準備する前に手を洗う
  • 吸引器は日常的に清掃する

吸引の技術と留意点

吸引前の準備

医師の指示書を確認する

看護師の指示・引き継ぎ事項を確認する

手洗い、手指消毒

必要物品の確認と設置

説明と環境整備、利用者の状態観察

説明と環境整備、姿勢を整える

利用者の状態確認

吸引の実施
清潔

石鹸と流水で手を洗う

清潔な手袋をつける

吸引チューブを取り出し、吸引器と連結する

(浸漬法)吸引チューブの外側を洗浄綿でふく

確認

吸引器の電源を入れて、水の入った容器へ吸引チューブを入れる

吸引圧を確認する

吸引チューブの先端の水をよく切る

挿入

実施前に声かけをする

吸引チューブを挿入する

吸引

吸引圧が1箇所にかからないように、まんべんなく吸引する

抜去

吸引チューブを静かに抜く

清潔

吸引チューブの外側を清浄綿で拭く

吸引チューブ内側の汚れを落とすために、洗浄水を吸引する

吸引器の電源を切る

吸引チューブを外して、保管容器に戻す。(もしくは廃棄する)

手袋を外す

終了

吸引が終了したことを伝える。

痰が取り切れたかどうかを確認する

利用者の希望する姿勢に整える

観察

吸引物と利用者の様子を観察する

吸引前と吸引後の変化に気をつける

終了

石鹸と流水で手を洗う

次回のために物品を確認して、補充する

利用者の身体変化の確認と医師・看護師への報告

吸引物の確認と医師・看護師への報告

痰の色、粘性、においを確認する

看護職への報告と連携

吸引後の片付け

次回への備え

吸引びんの中身を廃棄するタイミングと方法

感染症のまん延防止

喀痰吸引に必要なケア

痰を出しやすくするケア

体位を整えるケア

口腔内のケア

報告および記録

報告

  • 利用者の吸引前の状態と吸引後の変化
  • 顔色、呼吸状態、出血等の有無
  • いつもと違った様子

記録

具体的には以下の項目を記録しましょう。

  • 実施日時
  • 吸引物の種類、性状、量
  • 一般状態
  • 特記事項
  • 実施者名
  • 利用者の訴え

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