今回は介護福祉士の資格を取るために必要なお金について見ていきます。
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以下の条件でシミュレーションを行います。
- 初任者研修修了済
- 実務者研修ルート
- 対策講座は使用せずに独学
- 模試も受験しない
実務経験ルートの方であれば、おそらく多くの方が当てはまるであろう条件だと思います。
また、会社や法人によっては、実務者研修や国家試験の受験料補助といったサポートもありますが、今回は対象とはしていません。
いったい、いくらかかるのかなぁ
まずは、資格取得までにお金がかかる場面を洗い出してみます。
- 受験費用
- 登録費用
- 実務者研修
- テキスト
- その他
このあたりでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
受験費用
- 受験手数料 1万8,380円
- 証明写真1枚 約600円
これは国家試験の申込時にかかるお金です。受験費用(受験手数料)のほかに、証明写真が1枚必要になります。
そんなに高かったっけ?
実は、新型コロナウイルスの感染対策で、検温や消毒物品の発注、スタッフの増員、会場の分散といった費用が増大しているため、第34回(2021年度)の試験から介護福祉士を含む一部の国家試験の受験費用が値上がりしました。
そのため、前年度比で約2割(3080円)増の1万8,380円となっています。
感染拡大が収束すれば、値下げを検討するみたいですが、、、しばらくは2万弱といったところでしょう。
登録費用
- 収入印紙 9,000円
- 登録手数料 3,320円
3月の合格発表を受けて、喜んだのもつかの間。実は資格登録しないと「介護福祉士」とは名乗れません。この登録にもお金がかかります。
合格後の手続きについてはこちらをチェック。
実務者研修
国家試験までに受けないといけない研修です。研修を実施する会社・法人によって料金が異なります。
- 費用 110,000円
- 交通費 約3,000円(500×6日間)
実務者研修の費用ですが、受講するスクールによって異なります。
すでに初任者研修を修了している方であれば、首都圏でだいたい9万〜13万円あたりが相場になっています。
どうして、そんなに費用が違うの?
主要都市であったり、振替授業が充実しているスクールだと、価格が高くなる傾向にあります。
スクールの選び方は価格だけでなく、通いやすさや、振替のしやすさなど多岐にわたります。
オススメのスクールの選び方はこちらをご覧ください。
スクーリングの日数もスクールによって異なりますが、6日から7日のところが多いです。
そのため、今回は費用110.000円、スクーリング6日分の交通費として3,000円を計上しています。
テキスト
- テキスト1冊 2,640円
- 過去問1冊 3,300円
今回は「中央法規」が出版している「国試ナビ」と「過去問解説集」の価格を計上しています。
おすすめのテキストはこちらの記事をご覧ください。
その他
- 試験当日 交通費 約1,000円
試験当日の交通費として、1,000円計上しています。
結果発表ー!
- 合計 149,240円
結果は、約15万円となりました。
これだけ見ると非常に高く感じますが、実際には実務者研修の受講料をサポートする制度があるので、これらを活用することで費用を抑えることができます。
具体的には
- 職場の資格取得支援制度
- 各自治体の助成や補助
- ハローワークの教育訓練給付制度
などが挙げられます。
気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
何より、介護福祉士を取得することで
- 基本給が上がる
- 資格手当がもらえる
- 役職につける
- 時給が高くなる
といったメリットが沢山あります。
「月に数万円収入が増えた!」
なんてことも珍しくありません。
多少の出費は痛いですが、介護の仕事を続けていけば、十分にもとは取れます。
一緒に勉強頑張っていきましょう!
勉強からは逃れられないねー