第36回 筆記試験日 2024年1月28日(日)

人間の尊厳と自立【介護福祉士国家試験】

第33回(令和2年度)

問題1 人権や福祉の考え方に影響を与えた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

◯ 正解

『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』の著者はリッチモンドなので正解。

✕ 不正解

『種の起源』の著書はダーウィンなので不正解。

✕ 不正解

『精神分析学入門』の著書はフロイトなので不正解。

✕ 不正解

『看護覚え所』の著者はナイチンゲールなので不正解。

✕ 不正解

『人口論』の著者はマルサスなので不正解。

問題2 自宅で生活しているAさん(87歳、男性、要介護3)は、7年前に脳梗塞(cerebral infarction)で左片麻痺となり、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用していた。Aさんは食べることを楽しみにしていたが、最近、食事中にむせることが多くなり、誤嚥を繰り返していた。誤嚥による緊急搬送の後、医師は妻に、「今後も自宅で生活を続けるならば、胃ろうを勧める」と話した。妻は仕方がないと諦めていたが、別に暮らしている長男は胃ろうの造設について納得していなかった。長男が実家を訪れるたびに、Aさんの今後の生活をめぐって口論が繰り返されていた。妻は訪問介護員(ホームヘルパー)にどうしたらよいか相談した。
介護福祉職の職業倫理に基づく対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

✕ 不正解

医療的な指示はできませんが、家族からの相談に対して突き放すような言い方となっているため不正解。Aさんの今後の生活を考えて助言をすることはできる。

✕ 不正解

長男の意見にも配慮する必要があるため不正解。家族の中で意見が別れている場合は、中立的な立場から助言することが介護福祉職には求められる。

◯ 正解

家族の意見を参考にすることも大切ですが、何よりもまずはAさん本人が望んでいることを尊重することが大切なので正解。

✕ 不正解

同居しているかどうかに関係なく、特定の家族の気持ちを優先するのは不適切なので不正解。妻・長男どちらの気持ちも配慮する必要がある。

✕ 不正解

長男と一緒に医師の話を聞きに行っても、胃ろうをすすめられると考えられる。長男の気持ちと反する対応となるため不正解。

第32回(令和1年度)

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