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ストレスマネジメント

ストレスマネジメント
ストレスとの上手な付き合い方を考えて、適切な対処法をしていくこと
ストレスとの上手な付き合い方を考えて、適切な対処法をしていくことです。
具体的には、ストレスがかかったときの対処法(コーピング)やストレスに対する認知の変容を中心に指導をしていきます。
感情労働

感情労働
仕事をするときに、いつも自分の感情を相手に合わせてコントロールする必要がある労働
仕事をするときに、いつも自分の感情を相手に合わせてコントロールする必要がある労働のことです。
アメリカの社会学者であるA・R・ホックシールドによって、労働の分類のひとつとして提唱されました。
介護場面では、利用者や家族から不快な言葉や感情をぶつけられることもあります。
それに対して、自分の中に生じた感情を我慢して働くことは、強いストレスになります。
このような状態が続くと、心身の健康を損ねることにもつながります。

我慢し続けないで、周囲に相談したり、上手に気持ちを切り替える技術を身につけることが大切です。
燃え尽き症候群

燃え尽き症候群
それまでひとつのことにモチベーション高く頑張っていた人が、心身の疲労によって、急にやる気を失ってしまうこと
それまでひとつのことにモチベーション高く頑張っていた人が、心身の疲労によって、急にやる気を失ってしまうことです。
バーンアウト症候群ともいいます。
仕事や勉学、スポーツなどに対するエネルギーが燃え尽きてしまったかのように見えることから、名付けられました。

医学的には、うつ病の1種とされており、休養しながら、カウンセリングや薬物療法を行います。
感染予防と対策

加齢や生活習慣の乱れによって免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなります。
介護の仕事では、ストレスや生活リズムの乱れ、睡眠不足など、感染症にかかりやすいといえます。
感染源にならないためにも、感染症の予防と対策が重要になってきます。
感染源の排除
感染経路の遮断
宿主の抵抗力の向上

介護の現場においては、病原菌を「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」ことが大切です。
腰痛予防と対策

介護の仕事では、利用者を抱えて移動させたり、前傾中腰姿勢での作業が多いことから、腰を痛めることも多いです。
腰痛が悪化すると、仕事を続けられなくなることも難しくなり、退職につながることも少なくありません。
介護の仕事を続けるため、腰痛を予防すること、対策することが大切になってきます。
以下の項目から、作業方法や作業時間の見直しを行いましょう。
福祉用具・機器の活用
作業姿勢の改善
2名介助
休憩・仮眠時間の確保
動きやすい服装

ほかにも、職場環境(温度・湿度、滑りにくい床面、照明、作業スペースの確保など)の見直しも必要です。
ノーリフティングポリシー
介護者が「押す」「引く」「持ち上げる」「ねじる」「運ぶ」ことを(体に過度な負担を伴う状態で)絶対に人力で行わないという方針のこと