第36回 筆記試験日 2024年1月28日(日)

【9-2-1】老化に伴う身体的・心理的・社会的変化と成立

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老化に伴う身体的・心理的・社会的変化と生活

身体的機能の変化と生活への影響

聴覚

耳は大きく分けて、外耳・中耳・内耳の3つの部分から成り立っています。

耳の構造

外耳:耳介、外耳道

中耳:鼓膜、鼓室、耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)、耳管

内耳:前庭、三半規管、蝸牛など

音を聞く仕組み

外耳がいじ】音を集めて、鼓膜へ伝える

音は、耳介で集められて外耳道(約3cm)を通ります。

中耳ちゅうじ】鼓膜で受けた音を耳小骨で増幅する

外耳道を通り、鼓膜に到達した音は、耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)を伝わりながら増幅されます。

内耳ないじ】音を分析し、電気信号へ変換する

増幅された音は、蝸牛に伝わり、音の高低や強弱を分析し、電気信号に変換されます。

その後、蝸牛神経(聴神経)から大脳の聴覚野に伝わり、「音」として認識されます。

外耳から中耳までは、音を振動で伝える「伝音系」の器官であり、

内耳は音を電気信号へ変換して脳へ送る「感音系」の器官になります。

難聴とは

音が聞こえにくい状態を、難聴といいます。

難聴は、大きく2種類に分けられます。

難聴の種類

伝音性難聴感音性難聴
(加齢性難聴)
障害部位外耳や中耳の損傷・炎症など内耳・聴神経・脳の障害など
症状音が小さく聞こえる高音域が聞き取りにくい
音がゆがんで聞こえない
その他補聴器の使用が効果的

伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状が現れる場合を「混合性難聴」といいます。

高齢者と健康

高齢者に多い症状・疾患の特徴と生活上の留意点

保健医療職との連携

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